財務診断サービス~目標を立て、経営会議で進捗チェックを~

中小企業、小規模事業者のトップは1人で経営全般を担わなければならず、漠然とした売上・利益目標は立てたとしても、その進捗管理にまで手が回らないのが実態ではないでしょうか。ティグレでは、各事業者の“番頭”役として、経営者とともに売上・利益の数値目標を立て、その実現に必要な課題抽出、そして解決までをアドバイスし、伴走する財務診断サービスを提供しています。

 

財務診断サービス~目標を立て、経営会議で進捗チェックを~

 

 目標を立て、経営会議で進捗をチェック

そこそこの売上は確保しているものの、継続的に利益を上げたい。赤字が続いており、浮上のきっかけをつかみたい。経営者なら誰しも、このように売上や利益を向上、改善させたいという思いを持っているはずです。しかし、多くの場合その気持ちはあっても日々の仕事に忙殺され、結果だけを見て一喜一憂しているケースが多いのではないでしょうか。

 

目標とする数値なしに経営をしていくのは、地図を持たずに目的地に向かうのと一緒です。ティグレの財務診断サービスは、経営者とともに向こう3 ~ 5年の売上・利益額を示した中期経営計画を立て、単年度ごとに計画した予算の達成に向けて動き出すことから始めます。立ち止まる時間さえあれば、数字を作るところまではできるでしょう。問題はその先。どのようにしてその数字を達成していくかが問われます。

 

そこで本サービスでは、達成度合いを定期的にチェックし、予算と実績の差から浮かび上がってくる課題をともに見つけ、その解決方法を考えるきっかけ作りをお手伝いすることによって、予算達成に向けた軌道修正を行っていきます。

 

つまり、経営者を支える財務担当役員、すなわち番頭役を務め、経営者に伴走しながら数値目標の達成を支援するのが本サービスの特長です。

 

基本メニューとしては、

 

①5カ年計画・単年度予算書・財務診断報告書の作成

②予算・実行管理

③経営会議の参加

④課題管理表の作成とチェック

⑤資金繰りアドバイス・融資相談の順番

 

でサポートを実施していきます。

また、付随サービスとして、

 

①KPI(重要業績評価指標)の管理

②顧問先様に必要な管理帳票の作成支援

③金融機関への決算報告同席

 

も行います。 

 

 誰がいつまでに、を明確にし、責任を持たせる

具体的なサービス例を紹介します。エリアに2店舗とキッチンカーで飲食サービスを展開している会社の経営者から「経営理念や経営方針は定めているものの、それを従業員に伝える場がない。経営数値も共有しながら、従業員のモチベーションを上げて数値目標を達成していきたい」とご相談があり、本サービスの提供に至りました。

 

経営会議には毎回、5、6人の社員全員に参加してもらいます。まず1回目の経営会議では社長からあらためて経営理念とそれに基づく行動指針を説明してもらい、会社がどのような思いで事業を永続させていきたいのか思いを語るところからスタート。その上で、店の立地、特性をふまえた今後のありたい姿と、向こう3年の売上・利益の目標計画を立てます。そして、月次目標は1日ごとの売上・利益、来店客数の目標に落とし込んでいきます。

 

その後は2カ月に1回経営会議を開き、数値目標に達していない場合は、なぜそれができなかったのか原因を探ります。特に売上を増やすためには、客単価を上げるかもしくは客数を増やすかしかやり方はないので、この2つの視点からできる対策をとっていきます。具体的には、家族連れが多い店については、小さい子供連れの客に対して子供用の皿をはじめから出すことを決めました。大事なことは、それを誰がいつまでにやるか責任を持たせることです。同社では、サービス導入後1年で、経営者自身の売上・利益に対する意識が変わっただけでなく、社員からも売上向上のためのさまざまなアイデアが出てくるようになるなど、モチベーションにも変化が生まれています。

 

 このような経営者はぜひ相談を

本サービスの導入の対象事業者としては以下のような方を想定しています。

 

①金融機関の評価を上げたい方(金融機関のデータベースと連携したシステムにより会社の評価を算出した上で、評価を上げるための財務計画を作成します)

 

②コロナ融資の返済が不安な方(今後返済が成り立つか検証し、折り返し融資を含めた助言をします)

 

③今後の事業拡大をお考えの方(社長のビジョンを具現化する計画作成のお手伝いをします)

 

④後継者への引き継ぎを考えている方(社長の退職金づくりと借入金の経営者保証を外すお手伝いをします)

 

ぜひ“心強い番頭”を得て、経営の向上に役立ててください。

 

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