人物編前回のスマホ写真講座「料理編」では、お店のメニューをよりおいしそうに見せる撮り方のコツをご紹介しました。今回はその第2弾として「人物編」をお届けします。実は、同じ人を撮る場合でも、光の向きやカメラアングル、撮影時の声がけなど、ちょっとした工夫を加えるだけで、自然な表情を引き出し、その人の魅力をいっそう引き立てる一枚を撮ることができます。スマホで簡単、人物写真の撮影テクニック。ぜひいろいろ試してみてください。光の向きがとても大切と説明しましたが、人物撮影でも光の向きで顔の印象は大きく変わります。光の当たり方の基本は以下の3つ(順光・逆光・サイド光)ですが、お勧めは「サイド光」。顔に立体感がプラスされ、表情も豊かに見えます。撮影の際に光の角度をいろいろ変えてみて、どれがいちばん魅力的に写るか試してみてください。料理写真をおいしそうに撮るためには、同じ人物でも、カメラのアングル(下から撮るか、上から撮るか)によって、写真の印象や雰囲気がずいぶん変わります。お勧めは、目のちょっと上くらいの位置から撮るハイアングルです。身長の低い子どもに撮ってもらう時などはローアングルになりがちなので、撮影される人が椅子に座るなどすると良いでしょう。 光の向きを変えてみる撮影するアングルを変えてみるちょっとの工夫で、自然な表情を引き出すPROFILE愛知県生まれ神奈川県育ち。法政大学在学中に、バンドサークルの友人をコンパクトデジカメで撮影したことをきっかけに、写真を仕事にしようと決意。独学でスキルを身につけ、2012年に独立。本当にその人らしい写真を撮影することで、自分でも知らない魅力を見せてあげたい。撮影されることの楽しさを感じてもらい写真を通して、たくさんの人の笑顔を繋いでいきたいと日々活動しています。https://nicotto-photo.com/POINT POINT 人物を明るく撮影できますが、陰影人物を明るく撮影できますが、陰影が少ないため、顔に立体感がなく平が少ないため、顔に立体感がなく平面的に感じます。面的に感じます。顔が暗くなり、室内の照明の色で肌や顔が暗くなり、室内の照明の色で肌や服の色が変わってしまうことがあるので、服の色が変わってしまうことがあるので、できれば避けた方が良いでしょう。できれば避けた方が良いでしょう。ローアングルで撮ると、二重顎になローアングルで撮ると、二重顎になりやすく、目が小さく写ります。また、りやすく、目が小さく写ります。また、腕がたくましく見えることがあるの腕がたくましく見えることがあるので、男性なら迫力が出ますが、女性で、男性なら迫力が出ますが、女性を撮る時は注意が必要です。を撮る時は注意が必要です。顔に陰影ができるため立体感が表れ、顔に陰影ができるため立体感が表れ、メリハリのある写真になります。メリハリのある写真になります。ハイアングルで撮ると、顎がシャーハイアングルで撮ると、顎がシャープに見え、目が大きく写ります。表プに見え、目が大きく写ります。表情が柔らかく可愛らしい印象にな情が柔らかく可愛らしい印象になるので、女性のポートレート撮影にるので、女性のポートレート撮影にも最適です。も最適です。子どもに撮ってもら子どもに撮ってもらう時などは、椅子にう時などは、椅子に座るとハイアングル座るとハイアングルで撮影できます。で撮影できます。32NICOTTO 浅野里美フォトグラファー順光(人物の正面から当たる光)順光(人物の正面から当たる光)で撮った写真で撮った写真逆光(人物の背後から当たる光)逆光(人物の背後から当たる光)で撮った写真で撮った写真被写体の顔より下から撮影被写体の顔より下から撮影(ローアングル)(ローアングル)サイド光(人物の横から当たる光)サイド光(人物の横から当たる光)で撮った写真で撮った写真被写体の目の上から撮影被写体の目の上から撮影(ハイアングル)(ハイアングル)ス ペ シ ャ ル講 座0102スススマママホホホ写写写真真真講講講座座座
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