料理編スマートフォンのカメラ機能が進化して、本格的なデジタルカメラを使わなくても、簡単に料理写真を撮ってウェブサイトやSNSにアップできるようになりました。でもそんな時、「もう少しおいしそうに撮れたら…」と思うことはありませんか?実は料理をうまく撮るにはちょっとしたコツがあるのです。そこで、今回はお店のメニューを上手に撮影したり編集したりする基本をご紹介します。料理撮影では光の向きがとても大切。できれば窓辺の自然光を使って、光に対して斜め向かいになる位置(斜め逆光)から撮りましょう。斜め逆光で撮ることで、光の当たる部分にツヤが出て、当たらない部分に陰が出るので立体感も出ます。光と同じ側(順光)から撮った写真と、逆光で撮った写真を見比べると、その違いがわかると思います。光の向きが決まったら、次は撮影するアングルを考えましょう。例えば、真上から撮った場合と斜め上から撮った場合では、見た目のイメージがずいぶん変わります。どのアングルがいちばんおいしそうに見えるかいろいろ試してみましょう。撮影するアングルを 光の向きを変えてみる変えてみるお店のメニューをよりおいしそうに見せるPROFILE愛知県生まれ神奈川県育ち。法政大学在学中に、バンドサークルの友人をコンパクトデジカメで撮影したことをきっかけに、写真を仕事にしようと決意。独学でスキルを身につけ、2012年に独立。本当にその人らしい写真を撮影することで、自分でも知らない魅力を見せてあげたい。撮影されることの楽しさを感じてもらい写真を通して、たくさんの人の笑顔を繋いでいきたいと日々活動しています。https://nicotto-photo.com/POINT POINT 28NICOTTO 浅野里美順光で撮った写真(平面的に見える)順光で撮った写真(平面的に見える)メリット… 料理全体のサイズ感がよくわかるデメリット… おいしそうな立体感が出にくいメリット… 立体的になり、おいしそうなボリューム感が出るデメリット… 複数の器がある場合、手前が大きく写るので実際斜め逆光で撮った写真(陰影がついて立斜め逆光で撮った写真(陰影がついて立体的に見える)体的に見える)のサイズ感がわかりづらいフォトグラファー真上から撮った場合斜め逆光斜め 45 度から撮った場合ス ペ シ ャ ル講 座0102スススマママホホホ写写写真真真講講講座座座
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