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なお、生活援助では要介護度に応じて1か月の訪問上限回数が決められていて、要介護3がいちばん多くて月43回ですが、要介護1だと月27回となり、ヘルパーさんに来てもらえない日もあるので注意が必要です。1か月の上限を超えてもヘルパーさんに来てもらうことはできますが、その場合、市区町村の許可が必要になります。日常生活の介護や支援を目的としたデイサービス(通所介護)はサービス内容によって料金が違ってきます。実は通所介護は通う施設によって受けられるサービスが決められていて、利用者はそれをやらなくてはいけないことになっています。つまり、最低限決められた時間帯にいられる人でないと通うことはできず、自分が好きな時に行って好きな時に帰るとか、食事・入浴だけでよいといった使い方はできません。また、高級感を出している施設では食事代が2500円などという所や、一方で低所得者等をターゲットにした100円でお昼が食べられるといった所もあります。さらに、機能訓練やリハビリテーションなどを受けられる所もあり、こうした提供サービスによって料金が細かく設定されています。ですから、「大まかにいくらくらいかかるか教えてください」といった質問をよく受けるのですが、なかなか答えるのが難しいのはこうした理由によります。希望するサービスがはっきりしたら、担当のケアマネジャーに相談してみるのがよいでしょう。1~3割の介護保険利用負担が一定金額(上限額)を超えた場合は、超えた分が払い戻される「高額介護サービス費」という制度があります。例えば、生活保護を受給している世帯では1か月1万5千円を超えた分が、また、夫婦2人の非課税世帯で所得金額と年金収入の合計が80万円以下の場合、2万4千600円を超えた金額が戻ってきます(図4参照)。払い戻しを受けるには市区町村から申請書が届きますので、記入して提出することが必要となります。介護費用の負担軽減が図れる制度ですので、ぜひご活用ください。地域区分東京23区(1級地)横浜市・大阪市等 (2級地 )千葉市・名古屋市等 (3級地 )横須賀市・神戸市等 (4級地 )京都市・福岡市等 (5級地 )仙台市・和歌山市等 (6級地 )札幌市・徳島市等 (7級地 )青森市・高知市等 (その他 )1割4514404384294244134053962割3割9021,3548811,3218751,3138581,2878471,2718251,2388091,2147921,188世帯 140,100円世帯 93,000円世帯 44,400円世帯 24,600円個人 15,000円 世帯 24,600円世帯 15,000円出典 : 守口市ホームページ「高額介護サービス費」を加工して作成https://www.city.moriguchi.osaka.jp/kakukanoannai/kenkofukushibu/koreikaigoka/koureikaigo/kaigohoken/kaigohoken/3/16074.html単位:円利用者負担上限額(1か月)図3 地域別ヘルパー利用料金8:00〜18:00の間に30分〜1時間、身体介護を利用した場合図4 高額介護サービス費上限額美津島 敬 (みづしま けい)いいろろいいろろデデイイササーービビススのの料料金金ももええるるとと払払いい戻戻ししさされれるる利利用用者者負負担担がが一一定定金金額額をを超超ティグレニュース負担区分住民税課税世帯(同一世帯の第一号被保険者の課税所得税で判定)課税所得690万円(年収1,160万円)以上の方がいる場合課税所得380万円(年収約770万円)以上、 課税所得690万円(年収約1,160万円)未満の方がいる場合課税所得380万円(年収約770万円)未満の方がいる場合住民税非課税世帯本人の合計所得金額と課税年金収入金額の合計が80万円以下の方老齢福祉年金の受給者の方生活保護受給者の方ロイヤル・ケアマネジメント管理者 主任介護支援専門員・介護福祉士・保育士ケアマネジャーとして高齢者の相談業務を行いながら、地域のケアマネジャー等と連携して災害対策や感染症対策、スターバックスを使っての認知症カフェ(もりカフェ)の運営サポート、守口市社会福祉協議会や各サービス事業所連絡会と共同で「もりぐち介護フェスタ」の開催等を行っています。14TIGRE NEWS

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