43夜中に目が覚めて眠れなくなった時は、一度ベッドから出ましょう。その際、次の3つのルールを守ることが大切です。① 時計を見ない ② 光の刺激(スマホ・パソコン・テレビ)を避ける③ 眠くなったらベッドに戻る特に、時計を見てしまうと「まだ◯時間しか寝ていない」と焦り、ますます眠れなくなる悪循環に陥りがちです。眠れない時におすすめなのが、単調な作業をすることです。例えば、大人向けの塗り絵をする、洗濯物をたたむ、靴を磨くなど。こうした受動的な単純作業が眠気を誘ってくれます。また、「一晩くらい眠れなくても大丈夫」と捉えるのも一考です。「その分、明日はぐっすり眠れるよね」と 気軽に考えてみてはいかがでしょう。心理学では「シロクマのことを考えないでください」と言われると、頭の中がシロクマでいっぱいになると言われます。だから「嫌なことは考えないようにしましょう」という言葉は意味がありません。そこで、解決法を2つおすすめします。① 6分間読書寝る前の短い読書が気持ちを切り替えるのに効果的です。おすすめは小学校低学年向けの楽しい物語。これなら短時間で気持ちよく読み終えられます。私のお気に入りは「すいとうのひとやすみ」や「ランドセルのはるやすみ」のシリーズなど。わざわざ購入しなくても、図書館で借りればいろいろ楽しめます。② バーチャル旅行計画行きたい国のガイドブックを見ながら、旅行プランを立ててみましょう。例えばハワイ旅行なら、ウクレレの音楽を流したり、ココナッツの香りを楽しんだりして、旅先のハッピーな雰囲気を演出すると、リラックスした気分で眠りにつきやすくなります。良い睡眠は「量 × 質」のバランスが大切です。つまり、「睡眠時間が足りていないから起きられない」のか、「質の良い睡眠がとれていないから起きられない」のかを確認しましょう。一般的には6~7時間眠れているのなら、量より質が悪くなっている可能性が考えられますから、まずは寝室が暑過ぎたり寒過ぎたりしていないかをチェック。春~夏にかけてはベッドの高さに置いた温湿度計が22~24℃、湿度55%くらいになっているかを確認しましょう。近年はゴールデンウィークを過ぎると冷房が必要になることが多く、室温が28℃を超えると寝苦しくなります。31解決法2おすすめおすすめ解決法睡眠トラブル④睡眠トラブル③朝なかなか起きられないおすすめ解決法睡眠トラブル②ベッドから出て単調な作業をするちょっとした工夫で気持ちを切り替えるベッドに入っても、今日できなかったこベッドに入っても、今日できなかったことを悔やんだり、仕事のプレッシャーとを悔やんだり、仕事のプレッシャーやプライベートな悩みが頭から離れなやプライベートな悩みが頭から離れなかったり、なかなか寝つけない。かったり、なかなか寝つけない。嫌なことばかり考えて眠れないいったん眠りについてからも、いったん眠りについてからも、暑い、寒い、トイレに行きたいな暑い、寒い、トイレに行きたいなどで目が覚める。もう一度寝よどで目が覚める。もう一度寝ようとしても眠れなくなってしまう。うとしても眠れなくなってしまう。しっかり寝たはずなのにスッキリしっかり寝たはずなのにスッキリ目覚められず、いつまでもベッド目覚められず、いつまでもベッドでぐずぐず。そのうち二度寝して、でぐずぐず。そのうち二度寝して、気づいたら寝過ごしていること気づいたら寝過ごしていることも…。も…。睡眠の量と質を見直してみる夜中に目が覚めると眠れなくなる
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