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塗装業、内装リフォームで目指すは地域ナンバーワン入社後、建設業にも挑戦地道に続けることこそが大切社長に就任したのは2014年んさ一級建築士、1級建築施工管理技士大阪府松原市の大阪府道26号大阪狭山線沿いにオレンジ色と黄色に塗り分けられた、ひときわ目立つ4階建てのビルが、丹下工業の本社ビルだ。「一昨年に塗り替えるまでは青色だったんですよ」と社長の丹下尚久さん。ビルは体を表すかのごとく、丹下工業は1968年に塗装業としてスタートした。丹下さんが家業に入社したのは1988年、20歳の時のことだ。高校生の頃からアルバイトで塗装の現場を経験しており、入社するのはごく自然な流れだった。20塗装の現場を経験し、技術の研けん鑽を重ねた。先代の父親から徐々に経営を任されていったが、当初は手痛い目にも遭ったという。「受注した先の建設会社が倒産して不渡り手形をつかまされたり、受注額の大きさにひかれて受注したものの大赤字を出したりもしました」。失敗と経験を積み重ねながら経営の勘所をつかんでいったという。高校で建築科を専攻していた丹下さんは、入社時から「建設業にも挑んでみたい」という思いを持っていた。塗装の仕事の合間を縫って、の資格を取得し、知り合いの建設会社で実地経験も積んだ。満を持して、2004年に一般建設業の許可を取得。2006年には丹下塗装店から法人成りし、丹下工業へと社名も変えた。当初は小規模の改修工事から手がけたが、その後も着実に改修、建築の仕事を増やしていった。のこと。就任後に新たに取り組んだことが2つあるという。一つは、体系的に経営の知識を学ぶことだ。社外のセミナーを積極的に受講し、学んだことを組織作りなどに生かし年ほどはていった。もう一つは、自身の考えを言葉にしてしっかり伝えるようにしたことだ。「もともと気が弱い性格市内一番店を目指して挑戦を続ける丹下社長22丹下工業株式会社代表取締役 丹下 尚久さん東京八尾

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