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※あくまでセルフケアですので、症状が心配な場合は医療機関にご相談ください。お風呂にしっかりつかろう12解消セルフケアこれからやってくる夏の猛暑に備えて、梅雨入り前など暑くなり始めた頃から暑さに体を慣れさせることを「暑熱順化」といいます。それが上手にできると、体内の熱を放散できるようになり、暑さに順応できる体になっていきます。特に梅雨の晴れ間や梅雨明けは急に気温が高くなることもあり、暑さにうまく対応できないと体調を崩してしまいます。本格的な暑さが訪れる前に無理のない範囲で汗をかき、体を暑さに慣れさせていきましょう。心と体が元気に!「季節のお悩み」第19回暑さに慣れない軽い有酸素運動で汗をかこうPROFILE働く世代やHSP※の健康をサポートする、神奈川県横浜市の漢方薬店。社会保険労務士で産業カウンセラーの夫とHSPで漢方カウンセラーの妻という夫婦二人体制で、仕事や人間関係の悩み、体調不良の相談に乗っている。カウンセリングでは漢方の基本や体質を分かりやすく説明し、健康になるための養生法やストレスへの対処法などを提案。首都圏のみならず、全国からの相談にもオンラインで対応している。Web:https://gajyumaru-kampo.com/※HSP(Highly Sensitive Person)とは、人いちばい繊細で、人の気持ちや光・音・においなどの刺激に敏感な人たちのことをいいます。最高気温が20~25℃の日に、2週間ほど水分を十分に補給しながら汗をかきましょう。散歩やジョギング、自転車こぎなどの有酸素運動が効果的です。ウォーキングの場合は1回30分、ジョギングの場合は1回15分、頻度は週5日程度が目安です。ただし、疲れやすい人はダラダラと汗をかかずにじわっとかくくらいにしておきましょう。暑くなるとシャワーだけで済ませがちですが、「暑熱順化」の季節は特にしっかりとお風呂につかって体を温めて、汗をじっくり出すことが大事です。入浴の前後には十分な水分と適度な塩分を補給しておきましょう。お湯の温度が高めの場合は時間を短めに、低めの場合は少し長めに入浴をして汗をかくのがおすすめです。15ようこく暑さに慣れないにおすすめのツボ手の甲側の小指のラインと手首が交差するあたりのくぼみにあるツボ。体内の熱を外に放散してくれます。暑さで動悸がするときなど熱中症対策にもおすすめのツボです。漢方カウンセリング がじゅまる どうき「陽谷」

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