Plusone634
30/36

lassmateは020年初頭から世界を席巻した新型コロナウイルスのパンデミックは、海外留学という子どもたちの貴重な学習機会を奪うことにもなった。、それまでリアルで行っていたフィリピンの学校への留学プログラムをメタバース空間に置き換え、遠隔でも英語学習、国際交流ができるようにし、多くの学校から支持を得ている。社長の井坂浩章氏にメタバース活用の経緯と、今後の可能性について聞いた。―まずはメタバース活用以前の事業の取り組みについてお聞かせください。大学、社会人時代の3年ほどの間に7カ国で海外留学をしました。英語の語学留学先は先進国ばかりで、すべてグループレッスンでした。ところが2002年にスペイン語の語学留学で訪れた中米グアテマラではマンツーマンのレッスンを途上国ゆえの安い料金で受けることができました。当然、上達のスピードも格段に速いものでした。そこで、日本の子どもたちにもマンツーマンのレッスン環境で留学できる機会を作れないかと考え、2010年にフィリピンに語学学校を設立。2020年3月までにのべ5千人が学びました。ところがコロナ禍により、フィリピンでは国の政策ですべてのサービス運営が禁止となりました。仕方なくフィリC2ピンから故郷の大阪・堺市に戻り、フィリピンにいる先生やスタッフがフルリモートで働けるオンライン授業のインフラを整備しながら、バーチャルな留学環境づくりを模索しました。―そこでメタバースの活用を考えたのですね。日本における留学経験の割合は高校生で1・5%、大学生でも3・8%です。少ない理由は留学費用が高いことです。距離や環境の不安もあります。でもオンライン留学なら、パソコンとネット環境があればよく、非常に安く、かつ安全に学ぶことができます。また、すでに広く使われていたビデオ会議システムによる語学学習プログラムとの差別化を図るために、英語を学ぶだけでなく、異文化体験や国際交流プログラムも同時に行えるサービスとして、バーチャル空間の活用に着目しました。安価で、安全な国際交流が実現語学留学の機会をより多くの人にメタバースで広がるビジネスの可能性30Classmate株式会社代表取締役 井坂浩章

元のページ  ../index.html#30

このブックを見る