相手を思う温かみあるハワイ文化を伝えたい結婚を機に父の事業を引き継ぐ父・木下哲也さんは、木下さんがフ取材が始まる直前まで木下茜さんは、この秋にフラダンスの公演を控えている女性たちのドレス選びを手伝っていた。その常連さんたちの多くが木下さんのことを親しげに「あかねちゃん」と呼んでいる。それもそのはず、木下さんは鹿児島市内で小学校3年生の時から大人の中に混じってフラダンス教室に通い、みんなのアイドル的存在としてかわいがられていたのだ。アクセサリー雑貨や鹿児島県物産などの販売事業などを手掛けていたラダンス教室に通い始めたことをきっかけに、ハワイアン雑貨を扱い始めるようになる。「当時、フラダンスの衣装を買おうと思っても市内に1軒しかなく、しかも特定ブランドの系列店でした。父はあらゆるメーカーの商品を扱うセレクトショップにすることで、商品選びの選択肢を広げました」木下さんは高校生の時にその店でアルバイトをするようになり、卒業後は店を任されるようになる。そして2018年、結婚を機に哲也さんから「独立してみないか」と打診され、哲也さんの営む会社から雑貨販売事業を引き継いだ。その間にも木下さんは商品のラインナップの充実を図ってきた。「始めたころは、フラダンス用のスカート、Tシャツと雑貨くらいだったのですが、現在はフラダンスの練習着や、フラダンスを披露する場で身に着けるもの一式をそろえることができます。私自身、高校生の時に習い始めたタヒチアンダンスの衣装もそろえています」さらに近年力を入れているのがオリジナルデザインのTシャツやパーカー、バッグの品ぞろえだ。デザインを手がけるのは木下さん自身。「店の名前であるハウオリはハワイの言葉で『幸せ』を意味しますが、そうしたハワイの言葉やハワイの写真を見ながらイメージを膨らませています。木下さん自身がデザインを手がけるオリジナルTシャツ28ハワイアンショップ ハウオリ代表 木きした下茜さん東京鹿児島
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