Plusone633
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「ドレミ」「ミレド」「ドレド」「レミファ」…。3つの音符が書かれたカードをぱらぱらとめくりながら声を出して読んでいく。これを毎日1分間繰り返すのが音符ビッツ学習法の基本だ。川崎紫明さんが、だれもが音符に慣れ、音符で脳が活性化できるようにと脳科学の知見に基づいて開発した手法で、子どもも大人も没入するように集中し、喜んで音符を覚えていく。慣れると114枚全てを1分以内で読み終える。また、歌の入ったCDを流し、歌いながらめくっていくことで音感を育てていく。「手でめくりながら〝目と耳の両方〟を使って音符を学ぶことで、そのどちらかで学ぶより脳が6倍活性化するという研究結果も出ています」と川崎さん。そのほか、音符のリズムを動物や鳥の鳴き声で、そして和音を果物で表現することでなじみやすくし、音楽に必要な3要素であるメロディ、リズム、和音についても楽しみながら学ぶ。言葉を覚えるように音楽を体得していけるのが音符ビッツの特色で、音楽だけでなくあらゆる基礎能力の育成にもつながる。3歳の時からピアノを学び、音大に進んだ川崎さんだが「実はピアノはあまり好きではなかったんです」と振り返る。だが、クラリネット奏者の川崎良一氏と結婚した後に留学したドイツで、音楽が日常を彩る豊かさを目の当たりにし衝撃を受ける。「土曜日ごとに開かれるベルリン・フィルのコンサートには街中がその雰囲気に染まり、街角で卵売りをしているおばあさんが前の席に着飾って座っておられたりするんです。1曲ごとに鳴り止まない拍手に感動の涙がこぼれました。ピアノのレッスンは最初から全曲暗譜しているのが当然のようなハイレベルなものでしたが、『私の全てをあなたに注ぎましょう』と言ってくださる先生の温かさに包まれるようなレッスンで、毎回楽しくて仕方ありませんでした」。音楽に対する向き合い方が180度変わった。音楽を心底楽しむために基礎能力を身につけられる環境をつくることの大切さに気付き、独自の学習法をつくりあげるべく模索した。その過程で、2人の恩師に出会う。1楽しく音符を学び、    心豊かな生活をめくりながら、よみながら音符を学ぶドイツ留学で、音楽の持つ豊かさに触れるPlusプラス一般社団法人 川崎紫明音符ビッツ研究所代表理事 川崎 紫しめい明さん本号から不定期で掲載スタートの「夢ひと企業プラス」は、「夢ひと企業」の特別コーナーとしてティグレ会員様の魅力的なサービスや事業を紹介していきます。今回は、音符による脳開発メソッド『川崎紫明音符ビッツ』の開発者である一般社団法人川崎紫明音符ビッツ研究所代表の川崎紫明さんにお話をうかがいました。32P

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