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脳の太い血管から枝分かれした先の細い血管が詰まる食事内容を記録するレコーディング法は効果的。スマートフォンで食事を撮影し、量や栄養バランスを意識することから始めましょう。脳梗塞の危険因子は生活の中に潜んでいます。生活習慣病がある人や、生活習慣が乱れている人は要注意。脳梗塞は、何年も積み重ねた身体への負担が大きな要因になります。毎日の生活を見直し、生活習慣を正すことが健康への最も近道です。動脈硬化による血栓が原因で太い血管が詰まる睡眠時間を十分に確保した上で、仕事の量を調整するのがベスト。疲れを溜めないように気をつけましょう。Profile 池田 尚人 先生昭和大学江東豊洲病院脳血管センター・センター長、脳神経外科教授。専門は、脳神経外科、救急医学、脳卒中学、病態栄養学。脳神経外科(脳動脈瘤、血行再建術、転移性腫瘍、三叉神経痛、顔面痙攣等)と脳卒中急性期の診療を24時間体制で行っています。過去に横浜市の脳卒中ネットワークの構築に尽力。趣味は映画鑑賞、サイクリングと旅行。お菓子、サラダ、蕎麦と定食を愛する昭和男子です。日本脳神経外科学会と日本脳卒中学会の専門医・指導医、日本救急医学会専門医、日本病態栄養学会と日本臨床栄養代謝学会の専門医・指導医。脳梗塞は血管が詰まる脳の部位や要因によって、3タイプに分けられています。心臓でできた血栓によって脳の血管が詰まる普段運動をしていない方は散歩などの軽い運動で十分。無理をせず、続けられる習慣を探しましょう。Webサイトはこちら23ラクナ梗塞●バランスの良い食事アテローム血栓性脳梗塞 糖尿病 高血圧 高脂血症 痛風(高尿酸血症) 不整脈●十分な睡眠生活習慣病心原性脳塞栓症 喫煙 過度な飲酒 睡眠不足 食事の不摂生 (脂質、糖質、塩分の過多) 運動不足●適度な運動リスクを高める生活習慣脳梗塞 3つの発症要因リスクファクターをチェックしよう脳梗塞にならないために脳梗塞について知りましょう

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