Plusone632
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2謹んで新年のご挨拶を申し上げます。昨年は、新型コロナウイルス感染症が少しずつ収束の傾向を見せ、インバウンドの受け入れが再開されるなど明るい兆しが見えた一方で、原材料価格やエネルギーコストの高騰、さらに急速に進んだ円安も相まって、中小企業の経営を取り巻く環境は厳しさを増しています。そのような状況の中、ティグレグループでは引き続き、コロナ関連の給付金、助成金、融資制度などの相談にお応えし、会員の皆さまの事業を支えるべく力を尽くしてまいりました。また、生産性向上のためにはDXの推進が欠かせないと考え、サポートセンターを設立し、会員様の事務負担を軽減するべく努めています。そして、昨年9月には会員の皆さまの声を集約し、中小企業の社会的地位向上に向け、42項目におよぶ「国への要望書」を提出しました。さらに地方自治体(大阪、広島、兵庫、愛知、東京)に対しても要望を行っています。また、納税者権利憲章制定に向けて昨年12月に韓国を訪問し、関係者と協議を進めました。今年5月には「スウェーデン国税庁成功ストーリー ~恐れられる機関から信頼されるサービス機関へ~」を出版します。さて、ティグレグループは今年8月3日に創立50周年を迎えます。ティグレグループでは近年、サービスをさらに充実すべく積極的に人材の採用を増やしており、拠点数では業界2位の地位を確立しています。これにより、巡回監査、経営コンサルティングなどの業務についてさらにきめ細かく、多様な支援体制が整いつつあります。2023年から新たにスタートする5カ年計画(2023年~2027年)においては、前5カ年計画(2018年~2022年)において取り組んできた、社会的評価の向上、コンサルタント業務の確立をさらに進めるとともに、社員が成長できる環境づくりに努め、会員の皆さまと強固な信頼関係を築き、さらなるサービスの質の向上に努めてまいります。半世紀という節目を迎えるにあたり、ティグレグループは「中小企業・小規模事業者の存続と発展を通じて、いのちとくらしを守る社会を実現します」というミッションを改めて心に刻み、全ての皆様が生き生きと暮らせる社会の実現を目指します。本年もティグレグループをよろしくお願いいたします。2023年1月ティグレグループ代表 橘 悦二年頭にあたって

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