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解消セルフケア日本の冬は寒さが厳しく乾燥しやすいのが特徴で、ウイルスはそうした環境を好むことと、気温が低くなり体の抵抗力が落ちてしまうのが風邪の原因と考えられています。漢方で風邪は大きく分けて「青い風邪」と「赤い風邪」のタイプがあります。風邪はひきはじめが肝心です。ゾクゾクした寒気やのどの痛みなど、ちょっとした体の違和感があれば早めに対処しましょう!※あくまでセルフケアですので、症状が心配な場合は医療機関にご相談ください。心と体が元気に!「季節のお悩み」第5回風邪風邪におすすめのツボ「合谷」は親指と人差し指が交わる付け根のくぼんだところで、手の平側には「感冒点」があり、どちらも風邪予防のツボです。漢方カウンセリング がじゅまる PROFILE働く世代やHSP※の健康をサポートする、神奈川県横浜市の漢方薬店。社会保険労務士で産業カウンセラーの夫とHSPで漢方カウンセラーの妻という夫婦二人体制で、仕事や人間関係の悩み、体調不良の相談に乗っている。カウンセリングでは漢方の基本や体質を分かりやすく説明し、健康になるための養生法やストレスへの対処法などを提案。首都圏のみならず、全国からの相談にもオンラインで対応している。Web:https://gajyumaru-kampo.com/※HSP(Highly Sensitive Person)とは、人いちばい繊細で、人の気持ちや光・音・においなどの刺激に敏感な人たちのことをいいます。19【対処法】体を温める食べ物を食べましょう。しょうが、長ねぎ、しそ、胡椒、山椒、ニンニク、シナモンなどを使ったスープやおかゆがおすすめ。食べて体が温まったら布団をかぶり、やや汗をかくとよいです。生ものや冷たいものは控えましょう。【対処法】体の熱を冷まし炎症を抑えましょう。大根、トマト、きゅうり、冬瓜、緑豆、ミントなど、体を冷やしてくれる食材を摂るのがおすすめ。水分をこまめに補給してのどに潤いを与えましょう。「青い風邪」にある体を温める食材は避けましょう。こしょう青い風邪・ゾクゾクした寒気・関節痛や頭痛・水っぽい鼻水・首筋や肩が凝る赤い風邪・体が熱っぽい・のどが赤くはれて痛い・黄色く粘る鼻水・口が渇く「青い風邪」と「赤い風邪」、どちらか見極めて「合ごうこく谷」「感かんぼうてん冒点」適切に対処しましょう!

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