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回の訪緬目的である「外国人技能実習制度」とは、日本の高度技能分野86職種158作業の一つに絞って、3~5年間特定の技能と日本文化・語学を学び、帰国後母国の発展を担う「人づくり」を主たる目的とした国際貢献制度です。ミャンマー・タイなどの東南アジア、中国、インド、スリランカなど発展途上国の若者たちが来日し、母国の7~日本で習得した技能を活かして起業したり、母国の日本企業に就職したり、また、家族の生活水準を改善したりと、将来の希望に胸を膨らませて、言語や習慣の異なる日本での技能取得に励みます。そして今回ご紹介する実習先企業は、ビル建設における配管/溶接などの事業を行っている株式会社KOSEI様です。代表取締役廣本幸司氏と共に、現地ミャンマーに赴いて採用面接に同行させていただきました。昨今経費削減等もあって、WEBを介しての面接が多い中、廣本社長は「本人に直接会って、働く姿勢や技能習得の意欲を汲み取り、数年後母国に貢献できるような伸びしろを持っている実習生を選ぶには、自ら現地に飛び込み肌で感じるしか方法がありません」と、技能実習制度の本質を見据えた信念が、今回訪緬を果たした最大の理由であると言ってくださいました。そんな意気込みに応えるためにも、この訪問面接を必ず成功させたいという想いでいっぱいになりました。しかし、今回の訪問は、一筋縄ではいきませんでした。昨年二月のクーデターの影響が続   今ティグレ事業協同組合 しのぶ資大手人材会社に23年間勤務した経験を活かして、採用提案、労務管理、外国人雇用アドバイスなどを行っている。ティグレのセミナーを通じて外国人雇用の気になるポイントを解説し、人気を博している。延 彰あきひろ浩32倍の収入を得ることができます。帰国後は、15カ国と日本との間で結ばれた協定に基づき、外国人雇用支援平穏なヤンゴン市内の様子。街では托鉢を している僧侶・尼を見かける皆さまは、ティグレグループに外国人雇用の相談や支援を承っている「ティグレ事業協同組合」があることをご存じでしょうか。「令和の鎖国」と揶揄された新型コロナウイルス感染症による海外渡航制限も徐々に緩和され、同組合では2年半ぶりとなる「技能実習生」の現地採用面接を8月23日にミャンマー・ヤンゴン市で行いました。その際の活動内容と市内の様子をご紹介いたします。女の子が顔に塗っているのは「タナカ」。日焼け止めや美肌に効果のある木粉の化粧品12活動レポート&制度紹介NEWS 02NEWS 04外国人技能実習制度を活用して人材不足の解消と、事業発展を支援します

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