ゲットが定まっていない②原価率が業界平均の30％と比べ45％と格段に高い③コロナ禍で密を避けられる広いスペースが活かされていない、といった課題が明らかになりました。①については、町の年代別の人口分布をもとに人口の多い30代の子育て層を狙うためにキッズスペースを設け、また、将来的にはシニア層をターゲットにしたバリアフリーにも取り組んでいくこととしました。②については、原価率30％へ徐々に近づけていく目標を立て、メニュー価格の見直しを行うとともに、廃棄ロスの管理も徹底しました。③については、法人客など団体需要の掘り起こしを行うことにしました。「特に原価率については客観的なデータを提示したことによる説得力が功を奏し、積極的に原価率低減に取り組んだことにより成果が表れています」と笹倉氏は語ります。もう1社は、木造建築を得意とする建設業のB社です。7年前に先代から経営を引き継いだ現社長ですが、木造建築のみを手掛けていることから年々受注が減少していました。ヒアリングと分析の結果、①新規顧客へのアプローチがほとんどできていない②価格競争に巻き込まれ、常に安い見積もりを出すことで受注を獲得しようとしていた③先代の時代から働いている職人とのコミュニケーションが取れていなかった、という課題が浮き彫りになりました。①については、ホームページを刷新し施工事例の紹介を載せるとともに、ＳＮＳによる情報発信を増やし、社長の思いを載せ、人としての魅力が伝わるようにしました。②については、原価について、技術力をアピールすることにより25％乗せることを目標にしました。③については、職人とのコミュニケーションの機会を増やし、外注に依頼していた工事の内製化率を高めていくことにしました。「計画策定を機に社長が自ら役員報酬を削減するなど危機感をもって施策に取り組んでいます」と笹倉氏は策定の効果を語ります。 「国の制度でこうしたコンサルティングまで助成されることはめずらしく、自身の経営を客観的に見直し改善していく契機にしてほしい」と笹倉氏は利用を呼び掛けています。10％しか乗せられていなかった見積額に2020年人口構成比（対A市、徳島県、全国比）全国徳島県A市11010代の構成比は、全国や県内全域の水準と比較してやや少ないものの、同水準と呼べる範疇である。子育て世代への体験型イベント等を通じて、働き手の獲得にもつなげられる可能性がある。（%）504030207.7%7.2%6.3%100-9歳税理士法人ティグレパートナーズ徳島 笹倉 陽人50代の構成比は全国や県内全域と比較しても同水準であり、プレシニア世代の数は多いと考えられる。リフォーム、或いは子育て終了後の終の棲家需要が考えられる。8.8%8.6%8.3%10.1%7.8%5.9%10-19歳20-29歳49歳以下の全ての構成比で、全国構成比の値を下回った分、60歳以上が歪に膨らんでいる状態。マイホームを建てる年齢とは考えづらい。11.1%9.8%8.7%30-39歳40-49歳14.5%13.1%13.1%13.2%12.2%11.9%50-59歳45.6%41.6%34.7%60歳以上策策定定をを機機にに芽芽生生ええるる経経営営者者のの危危機機意意識識ををばばねねにに
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