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石田石田橘 7    橘  橘  橘 石田石田世の中が欲しているモノ、サービスを提供する石田さんは芸能活動のほかにも、経営者としてもご活躍されています。どのようなところに着眼してビジネスチャンスを見いだされているのでしょうか。沖縄で「J︲CHAN冷麺」というお店を出しています。冷麺店はハワイでも流行っていて、自分が大好きというのもあるのですが、沖縄の気候に冷麺が合うのではと思い開店しました。コロナ禍でも持ちこたえていたのですが、豪雨で店が浸水してしまい、さらに試練を迎えました。畳むかどうか迷っていたのですが、もう一度勝負しようと思い、今改装作業を進めているところです。また、今興味を持っているのが再生医療です。20年ほど前から関心を持って取材もしてきました。そして今年は、自分の体に初めて、さまざまな細胞のもとになる幹細胞を体内から取り出して、それを2億倍に増やして、体に戻しました。それまで非常に血圧が高かったのですが正常値に戻り、血管が若返ったのかなということを実感しています。いずれは再生医療のクリニックに投資をしたいとも考えています。そういうことだったのですね。で、毎日5キロ走っていますし、食事ではできるだけ野菜や果物を摂るようにしています。石田さんがいつまでもお若いのは血圧が高かったこともあったのティグレには多くの経営者が会員としておられるのですが、石田さんがビジネスを始めるうえで大切にしていることは何でしょうか。しいのですが、簡単に言えば、世の中が欲しているモノ、サービスを提供するということです。小4の息子の理汰郎は野球をやっているのですが「ぼくは早慶戦にでるところをパパに見せたいんだけど、無理経営者の皆さんを前におこがまかもしれない」と言うので「どうして」と聞いたら「高校でドラフトにかかるから」って。観ている人に感動を与える選手になることもそうだと思うんです。再生医療も、体を若返らせることができればという多くの人の願望があるからこそ可能性を感じています。大学時代に学ばれたマーケティングが何をされるにおいても生きているのだなということを実感します。さまざまなことに挑戦されてきた石田さんが、これからやりたいと思っていることは何でしょうか。やはり本業で勝負したいと考えています。今、映画の脚本を書いていて、この冬から撮影に入ろうと思っています。日韓自由貿易協定の裏をすり抜けるスパイ要素を織り交ぜたシナリオです。単に映画を観て面白かった、だけではない、観た後に人生が変わるぐらいの示唆に富んだ作品にできればと思っています。日本の文化を背負う者としてそのような役割を持っていると思うので、そこをきっちりとやっていきたいですね。何をするにしても、いつ死んでも悔いのないように全力で生きていきたいと思います。大阪府松原市出身、1979年に中企連(現ティグレ)松原事務所に入社後、業務部長や大阪の堺支店長を経て、2015年に取締役就任。2017年からティグレグループ代表として、ダイバーシティ経営を軸に、人材育成と人財活用の組織再編を行い、多様なキャリアプランの育成システムの整備で業績及び雇用を拡大。また、ICT推進による事業の効率化の達成ならびに生産性の向上に取り組む。橘 悦二 (たちばな えつじ)ティグレグループ代表

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