Plusone630
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されているものも多いが、古いパソコンだときれば外付けカメラと、マイク付きのヘッドセットを使うのがお勧めだ。また、表情がサークルライトなどの補助照明を使うと、顔に陰ができず明るくさわやかな印象になる。些ささい細な違いかもしれないが、大切なミーティングや商談では見栄えを良くするテクニックも大切だ。画質や音質が良くないこともあるので、で暗く映らないようLEDが円状に灯る参加者の音声だけでなく、顔を見ながらコミュニケーションできることがオンライン・ミーティングのいちばんのメリット。だから、特別な理由がない限りカメラはオンにして、お互いの表情が確認できるようにしておくのがマナーだ。自分の名前も正しく表示されるよう設定しておこう。自宅から参加する場合に注意したいのは映り込む背景。自分では見慣れていても、他の参加者が気になるような物が画面に映ると、注意力が散漫になることも。そこで使いたいのが「バーチャル背景」や人物以外をぼかす機能だ。ただし、あまり 奇をてらったものや、服の色と似た背景色にならないよう気をつけたい。パソコンのカメラが目の高さよりも下にあると、相手に見下されているように見えたり、顔が大きく映ったりすることがある。カメラが目線より上に来るよう、パソコンを台の上に置くなどするとよい。また、発言する時はカメラを見ることで、相手の目を見ながら話しているような効果が得られる。オンライン・ミーティングでは、リアルな会議とは異なるマナーや話し方があるので紹介しよう。意外と気になるのが、発言者以外の人のマイクから聞こえる生活音。自分が発言しない時はマイクをミュート(消音)にしておき、発言者の声が全員に聞き取りやすくなるようにしよう。オンライン・ミーティングに参加する場所は、オフィスなら会議室のような個室、自宅なら他の家族がいない部屋が望ましいが、まわりに人がいる環境ではイヤホンを使用して、会議の音が周囲に漏れないようにする。また、イヤホンなら発言者の声も聞き取りやすくなるし、マイク付きなら自分の声も相手にクリアに届くので、気に入ったものを見つけて使うのもよいだろう。オンライン・ミーティングでは、人の発言を遮らないことも大切。話の途中で割り込みたいことがあっても、ひと区切りするまで待とう。また、いきなり話し出すのではなく、挙手をして進行役(ホスト)がいれば許可をもらってから話し始めよう。オンラインツールでは挙手アイコンもあるので、それを使うのもいいだろう。スピーカーやイヤホンから聞こえる声は低めで落ち着きのある方が相手に信頼感を与えるし、聞き取りやすい。また、ネット環境にもよるが、口を意識的に大きく開き、ゆっくりと丁寧に話すよう心がけたいものだ。オンライン・ミーティングはコロナ禍で生まれた新しい会議形式だが、人と人がコミュニケーションするという点では対面での会議と変わりはない。始めと終わりにきちんと挨拶をし、お互い離れていても、活発に意見を通わせられるよう有意義な場づくりを心がけたい。カメラやマイク、照明をひと工夫するだけで、相手への印象が変わります!②ミーティング中はカメラをオンに③バ ックはバーチャル背景またはぼかしに④カメラ位置は目線と同じ高さに① 発言しない時はミュートにする② まわりに人がいる環境ではリアルとは異なるオンラインならではのマナーイヤホンを使う③ 発言したい時は挙手を   ④ 低めのトーンで、ゆっくり、丁寧に話す31

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