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開業支援の学校設立も視野にに 員が満足できる会社にしていきたい」という思いが込められている。そして、こうした整備を進めるにつれドライバーの事故も顕著に減っていった。また、安原氏が社長になる前、山田運送でかつて飲酒運転していたドライバーが摘発された反省をふまえ、大阪のラジオ局FM大阪が推進する飲酒運転撲滅のためのプロジェクトSDD(STOP!DRUNKDRIVING)にも協賛している。全国の営業拠点では毎日のアルコールチェックを徹底し、基準値を2回超えると自主退職を促すなど毅然とした措置を行ってきた。さら、4年前からは大阪に拠点を置くプロバスケットボールチーム「大阪エヴェッサ」のスポンサー企業にも名を連ね、地域に根を張ったCSRにも力を入れている。安原氏が運送会社の経営で目指す到達点は「ドライバーの地位向上」だという。「運送業界はコンプライアンスが守られず拘束時間が長い、給与水準が決して高くないといったイメージを払拭していくのが使命」と安原氏。山田運送グループでは軽、中型、大型まで、未経験者の免許取得補助制度を設けることで業界への門戸を開いている。「自分のキャリアを考えながら軽トラックから長距離まで自分の働き方のスタイルに合ったところで働くことができ、幹部になりたい人、独立したい人も応援することで、一人ひとりのドライバーの人生を応援していきたい」と安原氏は言う。そして「社員の家族、親御さんや、奥様、お子さんにも、会社のことをよく知ってもらい、社員の家族が働きたいと思える会社にしたいと思っています」安原氏には一つの目標がある。それは運送会社の開業支援学校の設立だ。「例えば4tトラックを保有する運送会社を立ち上げようと思えば3000万円、2tトラックなら2000万円の開業資金が必要です。まずは山田運送グループで5年間働いてもらい、月給50万それを開業資金に充て、足りない分はぼくたちが出資してサポートし、経営ノウハウも含めて伝えていく」というイメージだ。そのようにして安原氏の思いに共鳴する運送会社が増えていけば自ずと業界の地位向上にもつながっていく。「ティグレ時代から人の縁で助けられてきたからこそ、これからは縁をつないで、将来を語れる仲間を増やしていきたい」と話す目は常にグループで働く人たち、そして業界の未来を見据えている。山田運送株式会社かつて同僚だった安原氏とティグレ・橘代表(右)29事業内容/一般貨物、中長距離貨物の運送〒578-0921大阪府東大阪市水走1-18-36TEL:072-962-0800 FAX:072-962-0801https://www.yamada-transport.co.jp/橘代表からのコメントティグレ勤務時代、多くの会員企業の経営者から慕われていた安原さん。その時に思い描いた理想の経営者像を目指し、突き進む姿に感銘を受けました。エネルギッシュな安原さんのますますの事業の発展をお祈りします。め円のれうばち1半5分0の025万万円円にをな5り年ま間す貯。

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