Plusone628
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住宅の購入については大半の方がローンを組むでしょう。住宅ローンの金利には、「固定金利」と、金融情勢の変化に応じて変わる「変動金利」の2種類があります。また、返済方式も元金と利息を合わせた毎月返済額が一定の「元利均等返済方式」と、元金部分を毎月均等に返済する「元金均等返済方式」の2種類の返済方法があります。後者は、当初の返済額こそ多くなりますが、総返済額は前者に比べて少なくなります。また、住宅ローンを既に組んでいる人の負担を軽くする方法として繰り上げ返済があります。返済しているローンの元金部分の一部や全部を返済することで、返済期間の短縮や返済額の軽減を図ることができます。(図2:住宅ローン(既に組んでいる方))お金を運用するうえでも大事なのは金利に関する知識です。金利には元金に対して毎年一定の利率が乗る「単利」と、元金に毎年の金利を加えた額に利率が乗る「複利」があります。複利の場合ある時期から加速度的に増えていきます。また、お金を預け入れる時の金利が満期まで適用される「固定金利」と、金融情勢に応じ半年ごとに金利が見直される「変動金利」があります。預ける場合には、変動金利は金利上昇時、固定金利は下降時が有利です。お金を運用する時に大事な考え方は「時間を味方につける」ことです。毎年36万円(元金1080万円)を、年利3%(複利)で30年積み立てると1748万円になりますが、毎年利)で15年積み立てると1361万円となることでもそれはわかります。大切なお金は目的別、期間別に分けておくようにしてください。生活費や交遊費など近い将来使うお金は換金性の高い商品で、住宅の頭金や、老後準備資金などの後で使うお金になるにつれ利息の高い商品で、と考えるのが基本です。貯蓄プランを立てるに当たってはま   9ずいつ何にお金が必要かを考え、必要な積立額を算出し、貯蓄できる範囲で債券、株式、投資信託、外貨、生命保険などの金融商品の中から適切に選ぶなど、計画的に考えていくことが大切です。(図3:貯蓄プランの立て方)住宅ローンも状況に応じ、使い分ける小さな一歩でも早いスタートを返済額返済額72万円(1080万円)を、年利3%(複住宅ローンの繰上げ返済<繰上げ返済の仕組み図>(元利均等返済の場合)(1)期間短縮型(2)返済額軽減型利息この部分の利息分がカット!元金利息元金現在返済しているローン元金部分の一部や全部を返済することにより、返済期間の短縮や返済額の軽減を図ります。手数料がかかる場合もあるので確認してください。(1)期間短縮型毎回の返済額は従来どおりにして返済期間を短縮する方法(2)返済額軽減型返済期間は変えずに、毎回の返済額を少なくする方法図2図3イベントの目標金額と必要時期を把握貯蓄済み金額(ストック)をイベントに割り振るストックの将来金額と不足額の算出必要積立額の算出貯蓄可能額の算出と商品選択この期間が短縮!返済期間この期間の毎回の返済額が軽減!返済期間カットされる利息(繰上げ返済の効果)繰上げ返済額Step1Step2Step3Step4Step5住宅ローン(既に組んでいる方)貯蓄プランの立て方

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