Plusone627
7/36

時代と共に進化を続ける、コクヨを代表する製品たちWORKPOD囲われたスペースで、音漏れなどを気にすることなくWeb会議や電話、集中する作業に打ち込むことができるクローズドブース。ingLIFE座面がバランスボールのように揺れ、体幹を自然に整える機能を持つ。働く、くつろぐ、食べるまでをカバーする万能チェア。しゅくだいやる気ペン日々の努力を見える化する機能で、子どもの勉強のやる気を習慣化。子供の頑張りを褒めるコミュニケーションのキッカケにも繋がる。キャンパスノート(5代目)誰もが使ったことのあるコクヨのキャンパスノート。書きやすさ・使いやすさを追求し続け、長く愛されている。1代目3代目2代目4代目Unique.』は何か?」を、社員には常に問いかけています。橘 オフィスを見学した際に驚いたことが、ジェンダーやアイデンティティを問わず誰でも利用できるオールジェンダートイレを設置されていたことです。男女を分ける仕切りがなくオープンなスペースになっており、とてもユニークな取り組みだと感じました。多様性の先にある『be Unique.』を一人ひとりが思い描くという姿勢は非常に参考になります。ティグレでは4年ほど前から「ダイバーシティ」という言葉を掲げており、最近は若い社員や女性の就業人数の比率が増えています。今後も多様な人材が働きやすいような環境を作っていきたいと考えています。 黒田社長はコクヨの歴史の中でも非常にチャレンジングな改革をされていますが、その背景にはどのような思いがあるのでしょうか?黒田 人生の大切な時間を使って働いて頂いている社員の皆さんには、その対価をお金で返すだけでなく、チャレンジを通して自分が成長していける環境づくりが重要です。いくら私にやりたいことがあっても、社員なしに実現することはできないし、一人でイノベーションを起こすこともできません。私が自社の文房具商品を見ても、今のままで十分と思ってしまいますからね(笑)。 でも、社員の皆さんが新商品を生み出して会社の収益が上がれば、給料も上がり、士気も高まるという好循環が生まれます。叡智を結集して新しい価値の創造にチャレンジしていくことが、社員の皆さんが成長していくモチベーションになると考えています。橘 「現状維持は衰退」という言葉があるように、チャレンジは重要な意味を持つと思います。税理士業はAIに取って代わられる職業の有力候補と言われていますが、税理士一人ひとりの経験を元に取引先や資金繰りを考える「データ」と「感覚」の組み合わせは簡単に真似できるものではありません。ティグレではお客様に寄り添い、一緒にチャレンジしていく姿勢を大切にしています。社員の士気を上げる環境づくり橘 最後に、従業員の働く意欲を高めるこれからのオフィスのあり方についてアドバイスを頂けますでしょうか。黒田 近年は人材獲得のためにオフィスに着目される企業が増えています。これまで、中小企業のオフィスは効率性やセキュリティなど機能面が優先されがちでしたが、コロナ禍に入る前から経営者のオフィス投資に対する感度が変わってきていました。グリーンを置いたり、無機質なスチールではなく温かな印象の木目の家具を置いたり、リラックススペースを設けたりするなど、オフィスの快適性が高まれば、社員の士気も上がり、収益向上にも繋がります。どのように人材を活性化したいかで、オフィスの作り方を考える流れが今後も進んでいくように思います。橘 貴社のような社員が活き活きと働くことができる環境づくりに私どもも一層注力したいと思います。本日はありがとうございました。7

元のページ  ../index.html#7

このブックを見る