Plusone627
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120坪の広さに宴会、キッズスペースも徳島市郊外に立地するレストラン「阿波ダイニング しん坊」を運営するエスボウズ。店舗を訪ねると、茶とオレンジのツートンカラーを際立たせたおしゃれな外観にまず目を奪われる。内装も外観に合わせた色で統一されているほか、木が多用された落ち着いた空間となっている。なにより120坪、180席という広々とした空間に圧倒される。カウンター、テーブル席だけでなく宴会スペース、子どもが自由に遊べるキッズスペースも設けられ、地域の人々を幅広く受け入れるための寛容なしつらえが特長だ。メニューも多様だ。阿波尾鶏、阿波黒牛、徳島県産豚、播磨産のカキ、トラフグなど地産地消にこだわったメニューをはじめ、和食からイタリアンまで、来店客を飽きさせない工夫が取り入れられている。「都心で味わえるメニューをそろえ、わざわざ中心部まで出かけなくても家族3世代で、カップルでくつろぎ、楽しめる空間を目指した。郊外ではなかなか味わえない非日常の空間、盛り付け、器で他店との差別化を図っています」と荒川さん。毎週末に宴会需要で埋まる人気店に荒川さんにとって「阿波ダイニング しん坊」は3世代目の店舗に当たる。飲食の世界にあこがれ調理師専門学校に通い、居酒屋で6年間修業した後にまず徳島市の中心部で10坪の居酒屋を開業したのが2002年のこと。2013年にはそこからほど近い場所にある40坪の広さの店に移転し、会社員が仕事帰りに気軽に一杯ひっかけることのできる店づくりを心がけてきた。だが、社員同士で飲む文化が徐々に廃れ、かつては頻繁に行われていた忘年会、新年会需要も減り、客足が伸び悩むようになって都心の味わい、雰囲気で地域に愛される店にエスボウズ株式会社代表取締役 荒川 伸也さん茶とオレンジのツートンカラーが目を引く外観。東京徳島28

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