Plusone No.624
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ーケティングとは、一言でいえば、「売れる仕組みを作ること」ということになる。実際にマーケティングを行う際には、「誰に」「どのような価値を」「どのようにして提供するか」を考えていくのかが大事だ。最近では検索連動型広告やSNSを駆使することで、以前よりもコストをかけないマーケティング施策を実行できるようになっている。マーケティングは、よく「販売」と混同されることがあるが、まったく正反対なものだと言われている。さらに、「マーケティングの目的は、販売を不要にすることだ」とも言われている。つまりマーケティングとは、「売り込みをしなくても自然に売れてしまう状態を作ること」といえる。かつてマーケティングといえば、大手企業が潤沢な予算を組んでCMの大量投下や、大規模なプロモーションで、より多くの人にブランドや商品、サービスを認知してもらい、購入へとつないでいく手法が一般的であった。そのため、マーケティングに大きな予算を割けない中小企業は、大手企業と同じ土俵に上がれなかった。しかし、最近では検索連動型広告やSNSを駆使することで、以前よりもコストをかけずにマーケティングができるようになった。大手企業に多くあり、中小企業に不足しているものといえば「ヒト・モノ・カネ」である。したがって、マーケティングといっても大手企業のマーケティングと中小企業のマーケティングでは、やり方がまったく異なる。大手企業は、その知名度と潤沢な予算をいかして、マーケティングを広範囲に展開できるが、中小企業は、極力ターゲットを絞り込んだマーケティングが効果的である。そこで、マーケティングを実際に行う際には、1.誰に2.どのような価値を3.どのようにして提供するかを考えていくことになる。まず、マーケティングを行うにあたって、サービスを訴求すべき対象となる顧客を決める必要がある。顧客は様々なニーズを持っている。顧客を絞り込み、ニーズが明確になることで、どういったマーケティングを行えばいいかということが明確になる。そこで、最初に自社商品と同じタイプの他社商品について調べる。例えば、化粧品であれば、中小企業・小規模事業者のマーケティングマーケティング戦略の実行・評価マーケティングミックスポジショニングターゲティングセグメンテーション環境分析と市場調査売れる仕組みを作ろう!インターネットの進化がマーケティングを大きく変えた!26マーケティングプロセスマ

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